兵庫県の斎藤知事が、失職を選択し、出直し知事選に出馬する意向を固めました。
世論は、当初の報道があった時点から変化してきており、斎藤知事の「公約着手率」の高さが評価されたり、「おねだり疑惑」に対し 日高神鍋観光協会は否定していることから、おねだりは無かったのではないか、という見方も出てきています。
出直し選挙、果たして斎藤知事は再選されるのか、落選するのか、現時点での予想を調査してみました。
斎藤知事、出直し選挙は当選か?落選か?
「やはり落選するのでは」との見方
斎藤知事が出馬しても、やはり落選するのではないか?との見方についてです。
斎藤知事が落選して、既得権益者にとって都合のいい人が知事になり、また兵庫県は役人天国に戻るのではないか。
票割れする可能性があっても、他の候補者は、斎藤知事の、百条委員会での不誠実な対応や職員が亡くなられた事、議員全員から知事としての存在を否定されている事などを主張してくると思う。
斎藤知事が当選できるほどの支持者はいないと思います。
兵庫県民からの、「他の候補者に入れる」という声もありました。
(パワハラ問題が本当であった場合)斎藤知事に投票したことを悔やんで、このようにコメントされていました。
リコール運動だと思って投票する。
三年前、斎藤氏に入れてしまった私の贖罪です。
亡くなった職員とそのご家族の気持ちが、少しでも晴れる選挙になりますように。
現在、様々な情報が錯綜していますが、真実が明らかになることを望みます。
「当選するのではないか」との予想
この出直し選挙にあたり、「当選するのではないか」という意見をまとめました。
(※「対抗馬次第では、判らない」「どちらもありうる」という意見も含めます。)
ここ数日だけでも流れ変わってきてるので、意外といけたりするんじゃないでしょうか。
それなりの勝算があるから、出るんだろうと思われる
斎藤知事の言い分を信じる人が多ければ、あるいは真実はさておき、彼の政治手腕を買っていて、問題があっても知事をやってほしい人が多ければ当選。
前明石市長の泉氏が対抗馬で出馬すれば厳しいが、彼はホリプロと契約したばかりで出馬の可能性は少ない(ので大丈夫)。
先ず、3割の斎藤支持派は投票する。
一方、7割の斎藤辞職派は、辞職したことで熱が冷め、半数近くは投票行動しない可能性があり、そうなれば、斎藤は必ずしも落選しないだろう。
自民党も維新も、前回 斎藤知事を推した負い目から 候補を立てないのではないか。
立憲と共産がどう動くかによる。共闘せず独自候補を立てた場合に、共倒れして、斎藤知事が有利になる可能性がありうる。
また、玉川徹さんも、「斎藤知事を応援する声も出ているが、やはりそちらの方が少ないことから、一般的に考えれば難しいと思う」としながらも、当選の可能性はゼロではない、と述べています。
(玉川徹さん)「ただ政治状況によって、自民も立民も維新も共産もみんな候補者を出すということになると票も割れますよね。
そうなった時に擁護の声が高まっていくと、もしかしたらっていう部分があるかもしれない、たしかに。
ゼロではないと思います。これから後の斎藤さんの行動によってはゼロとは言えないと僕は思います。」
(引用元:スポニチアネックス 2024.9.26 )
斎藤知事が再当選したら、どうなるの?
斎藤知事が出直し選挙で再選されれば、また4年の任期を得て、斎藤県政の再スタートとなります。
ただ、その場合にも、斎藤知事には、厳しい追求が続くことになるでしょう。
落選の場合でも、「百条委員会に協力するか」の質問に、斎藤知事は「します」と答えていました。
斎藤知事は、もともと知事選で、金沢元兵庫県副知事を破り、当選した人です。
県民は、この時、元兵庫県知事である井戸知事の流れに「NO」を突き付けた形で、斎藤知事が当選しています。
様々な情報が出ていて 難しい判断をせまられるところでしょうが、実際に、知事給与カットや公教育無償化などを進めてきた実績も鑑みながら、県民がどのような判断をするのか、注目していきたいところです。
兵庫県知事 出直し選挙はいつ?
県知事選挙は知事の失職から50日以内に行われます。
県選挙管理委員会によると、11月10日か、17日の投開票が想定されていますが、詳しくは9月30日に決定する予定です。
【2024年11月17日追記】斎藤さんが再選
兵庫県知事選挙は、2024年11月17日に行われ、斎藤元彦さんが再選されました。
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